スマイルメイクオーバーは、単一の治療に単一の価格がつくものではありません。デジタルで計画する複数の治療の組み合わせであり、多くの場合はポーセレンラミネートベニア4〜10本を中心に、ベニアでは対応しきれない歯にはセラミッククラウンやインプラントを加えます。当院(Rodin Dental Office Tokyo)での各治療の料金は、ベニアが一本あたり¥199,900〜、セラミッククラウンが一本あたり¥179,900〜、単独歯インプラントが¥578,800〜です(いずれも税込)。症例全体の費用は組み合わせによって異なり、一般的におおむね110万〜220万円の範囲です。どの症例も、治療を始める前に項目別の書面見積もりで確定します。ベニアとクラウンの症例は、多くの場合、東京での7〜10日間の滞在で対応できます。
スマイルメイクオーバーは自由診療の審美治療であり、日本の公的医療保険(健康保険)の対象外です。また、どの治療を組み合わせるかは、メニューから選ぶものではなく、診査にもとづいて決める臨床的な判断です。
スマイルメイクオーバーの治療内容
スマイルメイクオーバーとは、笑ったときに見える歯並びや口元を総合的に設計し直す治療の総称です。当院の症例の多くは、次の治療のいくつかを組み合わせます。ポーセレンラミネートベニア(中心となる治療で、歯の形・色・スマイルラインの並びを整えます)、セラミッククラウン(ベニアでは対応できないほど歯質が失われている歯や、根管治療を受けた歯に用います)、ホワイトニング(最初に行い、最終的な歯の色にセラミックの色を合わせます)、そして場合によってはインプラント(笑ったときに見える部位に欠損歯がある場合)です。片顎のほとんど、またはすべての歯を失っている場合は、全顎を対象とした治療の検討に移ります。下記の関連記事にあるAll-on-4の費用ガイドをご覧ください。
設計はデジタルで行います。歯を削る前に、記録の採得、写真撮影、治療計画を進めます。その流れは、スマイルメイクオーバーのデザインプロセスに関する記事で順を追って解説しています(こちらも下記にリンクがあります)。
東京での各治療の料金
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| ポーセレンラミネートベニア(IPS e.max、標準) | 一本あたり¥199,900〜 |
| セラミッククラウン | 一本あたり¥179,900〜 |
| 単独歯インプラント(必要な場合) | 一本あたり¥578,800〜 |
| 初診(診査、口腔内写真、書面の治療計画) | ¥19,900(別途) |
| 画像診断(レントゲン/CT、必要に応じて) | 別途 |
| 静脈内鎮静法(任意) | 一回¥165,000〜 |
症例全体の費用例
| 組み合わせ | 料金 |
|---|---|
| ベニア6本(スマイルラインを整える代表的な症例) | ¥1,199,400〜 |
| ベニア8本 | ¥1,599,200〜 |
| ベニア10本 | ¥1,999,000〜 |
| ベニア4本+クラウン2本 | ¥1,159,400〜 |
| ベニア6本+クラウン2本 | ¥1,559,200〜 |
| ベニア8本+インプラント1本 | ¥2,178,000〜 |
上記は最低料金にもとづく組み合わせの一例です。実際の治療は診査のうえで一本ずつ設計し、治療を決める前に、すべての項目を記載した書面見積もりをお渡しします。
料金に含まれるもの・別途かかるもの
各治療の料金に含まれるもの:デジタルでの治療計画、歯の形成、仮歯、患者さまの症例に合わせて製作する最終的なセラミック、接着または装着、調整。
別途かかるもの:初診(¥19,900。口腔内の総合的な診査、口腔内写真撮影、書面の治療計画を含みます)、必要に応じた画像診断、任意の静脈内鎮静法、ご希望の場合のホワイトニング、診査で必要と判断された前処置の歯科治療。全顎的な咬合再構成など規模の大きい審美症例では、デジタルスマイルシミュレーションを作成することがあり、症例によっては別途費用がかかります。これらはすべて書面見積もりに項目として記載し、治療の途中で想定外の費用が生じないよう努めています。
総額を左右する要素
スマイルラインに見える歯の本数
笑ったときに見える歯の本数(上顎で一般的に6〜10本)が、治療本数の基準になります。
ベニアかクラウンかの判断
大きな修復を受けている歯や根管治療を受けた歯は、ベニアではなくクラウンが必要になることが多くあります。一本あたりの料金は異なり、どちらが適切かは臨床的に判断します。
欠損歯
笑ったときに見える部位にインプラントを入れる場合は費用が大きく加わり、最終的な上部構造(クラウン)の装着のために、通常もう一度の来院が必要になります。詳しくは下記にリンクのある単独歯インプラントの費用ガイドで解説しています。
材料の選択
当院の標準はIPS e.maxです。前歯で透明感をより重視する症例に用いるフェルドスパシック(長石系)ポーセレンは、追加費用がかかります。両者の違いは材料比較の記事で解説しています。
土台づくり
歯ぐきの健康状態、ホワイトニングを行う順序、咬み合わせへの配慮などによって工程が加わることがあります。いずれも、誠実な歯科医院であれば省略しない工程です。
東京の費用は他と比べてどうか
2025年に公表された米国のある費用調査では、ポーセレンベニア六〜八本のフルセットの平均費用は$15,486、おおむね$5,700〜$24,500の範囲とされています(source: ACCESS Newswire cost comparison, November 2025)。最近の為替レートで換算すると、東京で同程度の6〜8本のベニア症例(¥1,199,400〜¥1,599,200、約8,000〜10,700米ドル)は、一般的にこの米国の平均を下回る傾向にあります。ただし、実際の差は為替レートや、それぞれの見積もりに何が含まれているかによって変わります。海外での審美歯科治療を検討する際は、表示価格だけでなく、項目別の書面見積もり、実際に使用する材料、技工所、治療後のフォローアップ体制を比較することをおすすめします。
一度の渡航で完了できますか?
ベニアとクラウンによるスマイルメイクオーバーは、通常7〜10日間で完了できます。滞在の前半に診査と最終的な治療計画を行い、歯の形成と仮歯の装着を経て、ご帰国前に最終的なセラミックを装着・接着します。インプラントを含む計画では、インプラントの部分が二度の来院にわたるため(埋入、おおむね3〜6か月の治癒期間、その後に最終的なクラウンの装着)、それに合わせて段階的に進めます。ご希望の場合は、渡航前に無料オンライン相談で、ご予定の期間内に何が可能かを確認できます。多くの患者さまは、そのまま来院での診査をご予約いただいています。
治療の限界とリスク
- 歯並びそのものが本質的な問題である場合、スマイルメイクオーバーは矯正治療の代わりにはなりません。まずワイヤー矯正やマウスピース矯正を行い、セラミック治療はその後とするのが適切な場合や、セラミック治療自体が不要な場合もあります。
- ベニアやクラウンのための歯の形成は元に戻せません。処置した歯は、その後も修復物が必要になります。
- セラミックは、特に歯ぎしりがある場合に、欠けたり外れたりすることがあります。治療計画にナイトガードを含めることがあります。
- 質の高いセラミックの耐用年数は、適切なケアのもとで10〜15年程度とよくいわれますが、生涯にわたる保証ではなく、個人差があります。
- 色や形、治療後の仕上がりのイメージは、デザインの段階で患者さまと合意します。デジタルでの計画段階は、まさにそのために設けています。
できないことをできるとお約束するよりも、治療をお引き受けしない判断をすることがあります。その率直なご説明は、診査から始まります。
料金は日本円・税込で、2026年6月時点のものです。最新の料金は料金ページをご確認ください。スマイルメイクオーバーの治療は自由診療(自費)であり、日本の公的医療保険(健康保険)の対象外です。治療の適否、最終的な料金、治療結果は個別の診査によって異なります。本記事の内容は、治療結果を保証するものではありません。
