RODIN DENTAL OFFICE

自由診療(保険適用外)

歯根破折した前歯のインプラント — 抜歯即時埋入・骨造成・歯ぐきを守るカスタムヒーリング(#11)

30年以上前にクラウンを装着した、根管治療済みの上顎中切歯(#11)の歯根破折。唇側の骨の吸収を伴う(3D CTで確認)。初診時、唇側の歯周ポケット7mm・BOP(+)・動揺なし。保存不可能で、抜歯のうえ補綴が必要な状態。隣接する右上2番(#12)は既存クラウンの不適合とう蝕を認めた。

治療前歯根破折した前歯のインプラント — 抜歯即時埋入・骨造成・歯ぐきを守るカスタムヒーリング(#11) — 治療前(口腔内・患者書面同意あり)
治療後歯根破折した前歯のインプラント — 抜歯即時埋入・骨造成・歯ぐきを守るカスタムヒーリング(#11) — 治療後(口腔内・患者書面同意あり)

30年以上前に被せ物をした前歯が、食事中に急にずれたように感じて来院された症例です。3D CTで、被せ物の下の歯根が破折していることがわかりました。歯根破折とは何か、根管治療をした歯がなぜ割れやすいのか、そして歯ぐきを守りながら前歯を回復するために、切開をせず抜歯・骨造成・インプラント埋入を同日に行った理由を、順を追って解説します。

症例解説

「前歯がずれた」違和感から、歯ぐきを守るインプラント治療まで

担当医: 中村 彩華(D.D.S.)監修: 村井 亮介(D.D.S., M.S.D.)公開日: 最終更新日:

来院のきっかけ:食事中に前歯がずれたような違和感

患者さまは60代の男性です。30年以上前にクラウン(被せ物)にした上の前歯(右上1番・#11)が、食事中に急にずれたような違和感を覚え、来院されました。

見た目にはほとんど変化がなくても、被せ物が動く感じや噛んだときの違和感は、被せ物の下の歯根に問題が起きているサインである場合があります。

初診時の検査では、歯の動揺(ぐらつき)はありませんでしたが、唇側の歯周ポケットが7mmあり、検査時の出血(BOP)も認めました。1本の歯の一か所だけに深いポケットがある場合、破折線に沿って細菌が入り込んだ歯根破折のサインであることがあります。

3D CT(歯科用コーンビームCT)で確認したところ、歯根が破折しており、根の前側(唇側)の骨が吸収していることがわかりました。歯根の破折線は通常の2次元のレントゲンでは写りにくいことがあるため、立体的に評価できるCTが診断に役立ちます。

歯根破折とは

歯根破折とは、歯ぐきと骨の中に埋まっている歯の根に、ひびが入ったり割れたりする状態です。根の長さ方向に縦に割れる「垂直性歯根破折」と、横方向に割れる「水平性歯根破折」があります。

割れ目が根に達すると、破折線に沿って細菌が入り込み、根の周りの骨が少しずつ吸収されていきます。初期は症状が軽いこともあり、気づかないうちに骨の吸収が進む場合があります。本症例でも、唇側の骨の吸収が認められました。

割れ方や位置によっては、接着などで歯の保存を試みる方法もあります。一方、割れ目が深く、周囲の骨が失われている場合は、抜歯が選択されることが多くなります。

本症例で抜去した歯には、被せ物の下の歯根にひび(亀裂)が入っていました(写真)。

  • 被せ物がぐらつく、ずれたような感じがする
  • 噛んだときの痛みや違和感
  • 歯の周りの歯ぐきの腫れ
  • 歯ぐきにできる膿の出口(フィステル)
抜去した歯。被せ物の下の歯根に、ひび(亀裂)が入っていた
抜去した歯。被せ物の下の歯根に、ひび(亀裂)が入っていた

根管治療をした歯が割れやすい理由

根管治療(神経の治療)では、虫歯や歯の内部を清掃するため、残る歯質が少なくなります。さらに土台(コア・ポスト)を立てて被せ物をすることが多く、噛む力が根の一部に集中しやすくなります。こうした理由から、根管治療をした歯は、神経が残っている歯に比べて歯根破折のリスクが高いと考えられています。

公益財団法人8020推進財団の「第2回 永久歯の抜歯原因調査」(2018年)では、抜歯の主な原因のうち破折が17.8%を占め、歯周病(37.1%)、う蝕(29.2%)に次ぐ第3位でした。同報告書は、神経のある歯(有髄歯)に比べて、神経のない歯(無髄歯)で破折の割合が顕著に大きかったと報告しています。

30年以上前の被せ物は、長年にわたり噛む力を受け続けています。被せ物の歯に違和感が出たときは、早めの受診をおすすめします。

ブリッジではなくインプラントを選んだ理由

前歯1本を補う主な方法は、インプラント、ブリッジ、部分入れ歯です。ブリッジは両隣の歯を削って土台にし、連結した被せ物を装着する方法です。

本症例では、両隣の歯(隣在歯)も過去に根管治療を受けており、同様に破折リスクが高い状態でした。ブリッジにすると、失った歯の分の噛む力まで隣在歯に負担させることになり、将来、隣在歯も同じように破折する可能性が高まると考えられました。

前歯は見た目への影響が大きい部位でもあります。隣の歯に頼らず単独で支えるインプラントは、隣在歯を守りながら、歯ぐきの形まで含めた審美性の回復を目指せます。こうした理由から、インプラントを選択しました。

抜歯・骨造成・インプラント埋入を1回の手術で

唇側の骨が吸収していたため、抜歯と同時に骨造成(GBR:骨補填材とメンブレンを用いて骨の再生を促す方法)を行い、同じ手術でインプラントを埋入しました(抜歯即時埋入)。

歯を抜いた後の骨は、時間とともにやせていく傾向があります。抜歯・骨造成・埋入を同時に行うことで、手術を1回にまとめられます。インプラントの位置はCT上で設計し、3Dプリントのサージカルガイドで口腔内に正確に移しました。ただし即時埋入だけでは抜歯後の骨の吸収は防げないため、本症例では骨造成を併用して唇側の骨の回復を図りました。国際インプラント学会(ITI)の解説でも、唇側の骨が薄い場合は即時埋入後の吸収が大きく、損傷した唇側骨は歯ぐきが下がるリスク因子とされています。骨造成の要否を含めたCTでの事前評価が欠かせません。

右上1番の抜歯直後(正面)
右上1番の抜歯直後(正面)
抜歯後、CTで設計した3Dプリントのサージカルガイドを隣在歯に装着した状態
抜歯後、CTで設計した3Dプリントのサージカルガイドを隣在歯に装着した状態

初期固定30Ncm——インプラントに力をかけずに治癒を待つ

埋入した瞬間のインプラントの固定力(初期固定)は、締め付けトルクで評価します。本症例は骨の量が少なく、初期固定は30Ncmでした。

埋入直後のインプラントに仮歯を連結して噛む力をかける方法(即時荷重)は、十分な初期固定など条件が整った場合に予知性が高いとされています。本症例は骨造成を併用し、初期固定も控えめであったため、インプラントには力をかけず、骨と結合するまでの治癒を優先しました。

治癒期間中の見た目は、両隣の歯に接着した仮歯で確保しました。インプラントに負担をかけずに、前歯がない状態を避けることができます。

切開しない手術とカスタムヒーリングアバットメントで歯ぐきを守る

前歯のインプラントでは、骨と同じくらい歯ぐき(歯肉)の形が見た目を左右します。本症例では、歯肉をできるだけ保存するため切開を行わず(フラップレス)、もともとの歯の歯ぐき付近の形に合わせて作製したカスタムヒーリングアバットメントを装着し、約3ヶ月間待機しました。

カスタムヒーリングアバットメントは、抜歯直後の歯ぐきを内側から支え、天然歯の立ち上がりに近い形へ誘導する部品です。2024年のシステマティックレビューでは、既製の円筒形のヒーリングアバットメントと比べて、インプラント周囲の歯ぐきの形を予知性高く整え、審美的な結果の改善につながりうると報告されています(ただし対象研究数は少なく、観察期間も短いと著者は述べています)。

本症例では、歯肉の移植を行わずに歯ぐきの形を保存することができました(結果には個人差があります)。

もとの歯の歯ぐき付近の形に合わせて作製したカスタムヒーリングアバットメント
もとの歯の歯ぐき付近の形に合わせて作製したカスタムヒーリングアバットメント
カスタムヒーリングアバットメントを装着した状態(正面)
カスタムヒーリングアバットメントを装着した状態(正面)
カスタムヒーリングアバットメントを装着した状態(咬合面観)。歯ぐきを内側から支えている
カスタムヒーリングアバットメントを装着した状態(咬合面観)。歯ぐきを内側から支えている

プロビジョナルで確認してから、スクリュー固定式ジルコニアクラウンへ

治癒期間の後、隣在歯に接着していた仮歯を、インプラントに連結する仮歯(プロビジョナルレストレーション)に置き換え、見た目・発音・噛み合わせ・歯ぐきの形に問題がないことを確認しました。

最終的な被せ物には、スクリュー固定式のジルコニアクラウンを装着しました。セメントではなくネジで固定するため、必要時に取り外してメンテナンスができ、歯ぐきの下にセメントが残らない構造です。

インプラントに連結したプロビジョナル(仮歯)を装着した状態(正面)。最終補綴の前に見た目と噛み合わせを確認
インプラントに連結したプロビジョナル(仮歯)を装着した状態(正面)。最終補綴の前に見た目と噛み合わせを確認
歯ぐきの形の調整が完了し、最終印象を採る直前(咬合面観)。インプラント周囲の歯ぐきが歯の形に整い、右上2番は支台歯形成を終えた状態
歯ぐきの形の調整が完了し、最終印象を採る直前(咬合面観)。インプラント周囲の歯ぐきが歯の形に整い、右上2番は支台歯形成を終えた状態

隣の右上2番(#12)も同時に治療

隣の右上2番(#12)は、既存のクラウンが合っておらず、その下にう蝕(虫歯)が認められました。被せ物の下の虫歯は気づかないうちに進行することがあるため、同時に治療しました。

古いクラウンとう蝕を除去したうえで、ファイバーポストコアで土台を作り直しました。根管治療済みの歯根に力が集中することをできるだけ避ける目的で、金属ではなくファイバーの土台を選択しています。その後、歯の形を整え(形成)、インプラントのクラウンと色・形をそろえたジルコニアクラウンを装着しました。

使用したインプラント:Hiossen(Osstemグループ)

本症例では、Osstemグループの米国法人が製造するHiossenインプラントを使用しました。HiossenのインプラントシステムはFDA 510(k)クリアランスを取得しています。

メーカーによれば、テーパー形状とねじ山の設計は、軟らかい骨での初期固定を得ることを目的としています。表面にはSA処理(サンドブラスト・酸エッチング)が施されています。

インプラントの治癒期間は、一般的に約3ヶ月が目安です。Osstem社のSA表面を含む3種類の表面処理を比較したランダム化比較試験(抜歯後2ヶ月以上治癒した部位への早期荷重)では、いずれの群も埋入6週後に安定性が向上し、その時点で最終補綴が装着されました。表面処理による有意差はみられませんでした(Körmöczi ら, BMC Oral Health, 2021)。骨の条件が良好な症例では、より早い時期の最終補綴への移行を検討できる場合があり、治療期間をできるだけ短くしたい方の選択肢になりえます。治癒期間は骨の状態や骨造成の有無によって異なり、本症例は骨造成を併用したため約3ヶ月の治癒期間を置きました。

本症例のまとめ

  • 原因:30年以上前の被せ物の下で歯根破折(唇側ポケット7mm・BOP(+)・動揺なし)、唇側の骨吸収(3D CTで確認)
  • 選択:隣在歯も根管治療済みで破折リスクが高いため、ブリッジではなくインプラント
  • 手術:切開なし。サージカルガイドを用い、抜歯・骨造成(GBR)・インプラント埋入を1回で実施(初期固定30Ncm)。来院は計6回
  • 治癒:カスタムヒーリングアバットメントで約3ヶ月。仮歯は隣在歯に接着して見た目を確保
  • 仕上げ:プロビジョナルで見た目と機能を確認後、スクリュー固定式ジルコニアクラウン
  • 隣在歯:右上2番はクラウン不適合とう蝕のため、ファイバーポストコアで土台を作り直しジルコニアクラウンを装着
  • 本症例の結果:歯肉移植なしで歯ぐきの形を保存(結果には個人差があります)

本解説は、書面同意を得た患者さま1名の治療経過です。治療法の選択は診断によって異なり、結果には個人差があります。文献の引用は一般的な背景情報であり、結果を保証するものではありません。

症例の詳細

治療内容・費用・期間

患者プロフィール
男性・60代
診断
30年以上前にクラウンを装着した、根管治療済みの上顎中切歯(#11)の歯根破折。唇側の骨の吸収を伴う(3D CTで確認)。初診時、唇側の歯周ポケット7mm・BOP(+)・動揺なし。保存不可能で、抜歯のうえ補綴が必要な状態。隣接する右上2番(#12)は既存クラウンの不適合とう蝕を認めた。
治療内容
切開を行わず(フラップレス)、#11の抜歯・CTで設計したサージカルガイドを用いたインプラント(Hiossen)の即時埋入・唇側の骨吸収に対する骨誘導再生(GBR)を1回の手術で実施。初期固定は30Ncmで、インプラントには荷重をかけず、もとの歯ぐきの形に合わせたカスタムヒーリングアバットメントで約3ヶ月待機(その間は隣在歯に接着した仮歯で見た目を確保)。その後、インプラントに連結するプロビジョナルレストレーションで審美性と機能を確認し、最終のスクリュー固定式ジルコニアクラウンを装着。歯肉移植は不要でした。#12は既存クラウンを除去してう蝕を処置し、ファイバーポストコアで支台築造・形成のうえ、ジルコニアクラウンを装着。
使用材料
Hiossen チタン製インプラント(Osstemグループ/FDA 510(k)クリアランス取得システム)+アバットメント、カスタムヒーリングアバットメント、スクリュー固定式 単層ジルコニアクラウン。骨補填材・メンブレン(GBR)。#12:ファイバーポストコア+単層ジルコニアクラウン。
治療期間
約5ヶ月(治癒期間 約3ヶ月+プロビジョナル期間を経て最終補綴)
通院回数
約5ヶ月で計6回(うち手術1回:抜歯・骨造成・インプラント埋入を同日に実施)
費用
自由診療 計¥1,079,300(税込)。内訳 — #11: 抜歯¥99,900+インプラント体¥299,900+骨造成(GBR)¥189,900+インプラントアバットメント¥99,900+ジルコニアクラウン¥179,900(小計¥869,500)/#12: ファイバーポストコア¥29,900+単層ジルコニアクラウン¥179,900(小計¥209,800)。CT撮影・診査診断・麻酔・サージカルガイド・カスタムヒーリングアバットメント・仮歯(隣在歯に接着した仮歯とインプラント上のプロビジョナルの両方)・精密印象は総額に含みます。

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リスク・副作用

主なリスク・副作用

  • インプラント埋入は外科処置です。術後に腫れ・内出血(あざ)・違和感が生じることがあります。
  • まれにオッセオインテグレーション(骨とインプラントの結合)が予定どおり進まず、インプラントの撤去が必要になる場合があります。
  • GBR(骨造成)では骨補填材とメンブレンを使用し、治癒期間には個人差があります。
  • 前歯部の抜歯即時埋入には歯ぐきが下がるリスクがあり、唇側の骨が薄い・損傷している場合は高まります。歯ぐきの形には個人差があり、症例によっては歯肉移植が必要になることがあります。
  • 治癒期間中は隣在歯に接着した仮歯を使用します。外れることがあり、再接着が必要になる場合があります。
  • #12は根管治療済みの歯に土台とクラウンを装着しています。将来的に歯根破折・二次う蝕・クラウンの脱離が起こる可能性があります。
  • 喫煙や全身疾患(例: 糖尿病)は治療結果に影響することがあります。
  • 約3ヶ月の治癒期間とプロビジョナル期間を経て最終補綴を装着するため、本症例では計6回の来院が必要でした。
  • 補綴装置には寿命があり、将来的にメンテナンスや再製が必要になることがあります。
  • 本治療は自由診療(自費)であり、日本の公的医療保険は適用されません。

自由診療(保険適用外)。治療結果には個人差があります。掲載は患者さまの書面による同意を得ています。

治療の流れ

RODIN のコンピューターガイド・インプラント手術

切開の前に、3Dで計画する

デンタルインプラントは、失った歯の根の代わりに骨と結合するチタンのポストを用い、その上に天然歯のように見え・機能するかぶせ物を支えます。スムーズで予知性の高い結果を左右する最大の要素は“計画”——手術前にインプラントを入れるべき位置を正確に把握することです。

RODIN ではすべてのインプラントを、骨・神経管・上顎洞を立体的に把握できるコーンビーム CT(CBCT)で計画します。これに歯のデジタルスキャンを組み合わせ、最終的なかぶせ物から逆算して埋入位置を設計します——骨のある場所ではなく、歯に必要な位置へインプラントを導きます。

3Dプリント・サージカルガイド

その計画から、歯や歯ぐきに適合し各インプラントを計画どおりの位置・角度・深さへ導く専用テンプレート(サージカルガイド)を設計し、3D プリントで作製します。

ワークフローは、CBCT 撮影 → デジタル設計 → 3Dプリントのガイド → ガイド下埋入、です。位置をコンピューター上で決め、それを正確に口腔内へ移すため、手術自体はフリーハンドより短く、穏やかで、予知性の高いものになります。

ガイド手術のメリット

ガイドを用いることで、神経や上顎洞を避け、最終的なかぶせ物に必要な位置へインプラントを正確に導けます。切開の前に解剖学的形態に合わせて計画する、低侵襲で予知性の高い手術を支えます。

  • 神経管・上顎洞を避けやすい
  • かぶせ物に必要な位置へ埋入(補綴主導)
  • より短く・低侵襲で・予知性の高い手術を支える
  • 計画は手術前に確認し、術中に即興で決めない

材料・システム

当院は主に米国製の Hiossen インプラント(FDA 510(k)クリアランス取得)を使用し、プレミアムな選択肢として Straumann・Nobel Biocare もご用意します。最終補綴は通常スクリュー固定式のジルコニアクラウンで、必要時にはメンテナンスのため取り外しも可能です。

インプラントのブランドは、長期の部品供給や実績の裏付けという点で重要です。例えば Straumann インプラントは査読付き研究で 10 年 95% 超の成功率が報告されています。システムと総額は治療前に書面でご確認いただきます。

治癒と、来訪の方の治療期間

埋入後、オッセオインテグレーション(骨とインプラントの結合)には通常約3ヶ月を要し、その後に最終のかぶせ物を装着します(その間は仮歯を装着することがあります)。骨が不足する場合は骨造成を行うことがあり、期間が延びることがあります。

海外の患者さまは通常2回の渡航で計画します。1回目に埋入、間に治癒期間を置き、2回目に最終のかぶせ物です。渡航に合わせた来院の組み立てをお手伝いします。

一般的・エビデンスに基づく情報であり、結果を保証するものではありません。結果には個人差があり、適応は個別に評価します。

Q&A

よくあるご質問

差し歯(被せ物)がずれた・動く感じがします。歯根破折でしょうか?

可能性のひとつです。ほかに、土台(コア)の脱離、セメントの劣化、歯周病などが原因のこともあります。原因は、歯周ポケットの測定(一か所だけ深い場合は破折を疑う手がかりになります)や、必要に応じた3D CTで確認します。早めに受診することで、骨の吸収が進む前に対応できる場合があります。

歯根が割れた歯は残せますか?

割れ方・割れた位置・周囲の骨の状態によります。保存を試みる方法もありますが、割れ目が深く骨の吸収が進んでいる場合は、抜歯が選択されることが多くなります。

根管治療をした歯は割れやすいのですか?

一般に、残る歯質が少なくなることや土台(ポスト)が入ることから、破折のリスクが高いと考えられています。8020推進財団の「第2回 永久歯の抜歯原因調査」(2018年)では、神経のない歯で破折の割合が顕著に大きかったと報告されています。

抜歯したその日にインプラントを入れられますか?

骨の状態が許せば可能です(抜歯即時埋入)。本症例では骨造成も同じ手術で行いました。条件が整わない場合は、抜歯後に治癒期間を置いてから埋入します。適応はCTで評価します。

治療中、前歯がない期間はありますか?

本症例では、両隣の歯に接着した仮歯を治癒期間中に使用したため、前歯がない状態にはなりませんでした。仮歯の方法は症例によって異なり、事前に計画します。

前歯のインプラントで歯ぐきが下がらないようにするには?

事前のCT評価、必要に応じた骨造成、可能な範囲で切開を避ける術式、カスタムヒーリングアバットメントやプロビジョナルによる歯ぐきの形の誘導が役立ちます。それでも結果には個人差があり、歯肉移植が必要になる症例もあります。

抜歯即時埋入と骨造成を行った場合、最終的な歯が入るまでどのくらいかかりますか?

インプラントの治癒期間は一般的に約3ヶ月が目安ですが、骨造成を伴う場合は長くなる傾向があります。本症例はプロビジョナル期間を含め全体で約5ヶ月でした(下記のインプラント共通のQ&Aの目安より長くなっています)。期間は骨の状態により異なります。

インプラント手術は痛いですか?

埋入は局所麻酔下で行い、ご不安な方や長時間の手術には麻酔科医による静脈内鎮静もご利用いただけます。術後数日は腫れや違和感が見込まれ、一般的な鎮痛で対応します。

全体でどのくらいかかりますか?

オッセオインテグレーションには通常約3ヶ月を要し、その後に最終のかぶせ物を装着します(その間は仮歯を装着することがあります)。海外の患者さまは通常2回の渡航で計画します。

ガイド手術はフリーハンドと何が違いますか?

ガイド手術では、位置・角度・深さを CBCT からコンピューター上で決定し、3Dプリントのガイドで口腔内へ移します。術中に目視で判断するのではないため、より予知性が高く低侵襲な埋入を支えます。

自分はインプラントの適応ですか?

十分な骨量のある健康な成人の多くが適応です。骨不足は骨造成で対応できる場合があります。喫煙や管理不良の糖尿病などは結果に影響することがあります。適応は相談時に CBCT で評価します。

インプラントはどのくらい持ちますか?

インプラントは長期使用を前提に設計されています。Straumann のような確立されたシステムでは査読付き研究で 10 年 95% 超の成功率が報告されています。寿命はお手入れ・歯ぐきと骨の健康・非喫煙に左右され、上部のかぶせ物は経年でメンテナンスが必要になることがあります。

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メディア掲載

  • Japan Living Guide — 歯科医院紹介記事掲載:東京の英語対応歯科医院
  • Tokyo American Club会員コミュニティ・パートナー
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